乳酸菌生産物質とは

蚕(カイコ)が桑の葉を食べて繭(シルク)を作ることはどなたでもご存知かと思います。しかし、シルクはどのように作られているのでしょうか? 蚕(カイコ)の内臓を調べても、桑の葉を調べてもシルクは見当たりません。 実は、蚕(カイコ)は桑の葉を食べて、その消化吸収の過程で全く違う物質(シルク)を作りだすのです。

乳酸菌もこれと同じような働きをします。乳酸菌が培地(エサ)を食べて、作り出す物質が乳酸菌生産物質です。 なので、乳酸菌生産物質は乳酸菌そのものではありません。乳酸菌生産物質は生きている乳酸菌ではなく、腸内でビフィズス菌などの善玉乳酸菌が作りだしている“物質”であり、乳酸菌が発酵過程に代謝した物質の総称なのです。弊社の乳酸菌生産物質は、もともと腸の中の善玉菌が代謝している物質を摂取することで健康に役立つ、という考えのもと作られております。

その特徴は、腸中環境を意識した嫌気性培養器(アナエロ・ボックス)を使用し、複数の乳酸菌(21株)をベースに、共棲培養という特殊な方法で培養し、乳酸菌(善玉菌)によって発酵代謝物質(代謝物質)を作ります。 近年、乳酸菌業界で区分されている、プロバイオティクス、プレバイオティクスとは違い、バイオジェニックスという新たな分野として注目を集めています。

総称 主な機能 食品例
プロバイオティクス 生きた菌の働きとして腸内フローラのバランスを改善して、体調バランスを調整。但し、体外より摂取した生きた菌は腸内にて発育・定着することが困難 ヨーグルトなどの発酵乳や乳酸菌飲料
プレバイオティクス お腹の中にエサを与え、腸内有用菌を増殖させて機能するもの 食物繊維、オリゴ糖を含んだ食品
バイオジェニックス 乳酸菌生産物質(発酵代謝物) 腸内フローラを介することなく直接機能するもの 乳酸菌生産物質

 

 

 

人間それぞれ顔が違うように、お腹に住んでいる菌も人ぞれぞれ違います。大切なのは自分の常在菌(自分のお腹に生息している菌)を増やすことが重要なのです。だからこそ乳酸菌生産物質(バイオジェニックス)が、機能性食品として注目されています。

©  アース・フレッド株式会社 All Rights Reserved.
PAGE TOP